“ヤングなでしこ”がU-20女子W杯初制覇へ大勝発進! ナイジェリアを6-0で撃破

上野のハットトリックなどで大会初戦を白星で飾る

 ヤングなでしこの大会初戦はゴールラッシュの快勝となった。パプアニューギニアで12日にU-20女子ワールドカップ(W杯)が開幕し、“ヤングなでしこ”の愛称を持つU-20女子代表はナイジェリアとの初戦をFW上野真美(愛媛FC)のハットトリックなどで6-0と大勝。大会初優勝へ向けて順調なスタートを切った。

 2014年のU-17女子W杯で大会MVPを獲得したMF杉田妃和(INAC)など優勝を果たしたメンバーを軸に、すでになでしこリーグで各チームの主力となっている選手たちを中心に構成された。チームはそのU-17女子W杯優勝監督であり、なでしこジャパンの監督も兼任する高倉麻子監督が率いている。

 立ち上がりから圧倒的にボールを保持して攻勢に出た日本は、ナイジェリアの整わない最終ラインの裏を何度も取り、次々に決定機を生み出した。流れのなかからも、セットプレーからもゴールに迫っていくが、大会初戦の緊張感からかシュートがことごとく枠に飛ばない時間が続いた。前半30分には、今大会で採用されている給水タイムが取られた。

 すると、一息ついたところで落ち着いたのか、そこからヤングなでしこは一気にゴールを奪う。同34分、左サイドからMF長谷川唯(日テレ)が上げたクロスをファーサイドのFW籾木結花(日テレ)が頭で押し込み1点を先制。籾木は試合後に、「長谷川選手とは所属のベレーザでクロスからのシュートを練習しているので、それが大舞台で得点につながって良かった」と笑顔で先制ゴールを振り返った。

 すると、大会初ゴールで緊張がほぐれたのか、それまでにシュートが枠に飛ばないでいたのがウソのようにすぐさま追加点を奪った。さらに同37分、キャプテンのDF乗松瑠華(浦和)のラストパスを上野が決めて2-0とリードを広げ、ハーフタイムに突入した。

 

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