自らの厳しい現状を理解する川島 「呼ばれる立場にない」存在からの挑戦

指揮官からの直接の叱咤 「成長させるために言ってくれている」

 バヒド・ハリルホジッチ監督は、GK川島永嗣(メス)に対して「本来なら呼ばれる立場ではない」と対面で話していた――新天地で出番に恵まれず、今季の公式戦出場がない川島を呼び続けるのには、叱咤の意味もあるようだ。

 日本代表は9日、茨城県内で11日の国際親善試合オマーン戦、そして15日のロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選サウジアラビア戦に向けたトレーニングを行った。川島は西川周作(浦和)、東口順昭(G大阪)と正守護神の座を争う。先月の代表招集の際はメスでメンバー入りすらままならなかったが、第11節レンヌ戦、第12節サンテティエンヌ戦と2試合連続でベンチ入りした。

「向こうでもベンチに入れるようになってきて、前には進んでいると思う。大事なのは、どれだけ自分が限界に挑戦して成長できるかを求めているし、ベンチではなく試合に出ることが目的。それを日々追求しなくてはいけないので、試合に出ていなくても時間を有効に使おうと思っている」

 こう語った川島は、自らが置かれている厳しい現状を自覚している。「(ハリルホジッチ)監督には『本来なら呼ばれる立場ではない』と言われています」と、直々に厳しい言葉を投げかけられたことを明かした。そして33歳のベテランはこう続ける。

 

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