バルサDFも米大統領選の行方に注目 オバマ氏の発言に感銘を受けツイート

激戦の選挙戦にピケも関心示す

 世界中がその動向に注目しているアメリカ大統領選挙が行われている。ヒラリー・クリントン氏とドナルド・トランプ氏の両候補は最後まで激戦を繰り広げているが、バルセロナのスペイン代表DFジェラール・ピケはバラク・オバマ大統領の演説を引用して、ヒートアップする両支持者を“警告”したと、スペイン紙「マルカ」が報じている。

 オバマ大統領の演説でブーイングが起きたのは、現地時間4日のこと。ヒラリー氏の支持を表明している現職大統領はノースカロライナ州で演説を行ったが、その際に軍服を着たトランプ氏の支持者がプラカードを持って立ち上がり、ヒラリー氏の支持者がブーイングを飛ばす異様な雰囲気になった。

 これに対してオバマ大統領は「ちょっと待とう、ちょっと待とう!」と聴衆をなだめると「第一に我々は他人の意見を尊重する国に住んでいる。第二に、あの方は軍隊に従事されていたようで、我々は敬意を払わなければならない。第三に彼は高齢者だからリスペクトすべきだ」とし、「そして、ブーイングを飛ばすのではないです。投票に行くんです!」とBoo(ブーイング)とVote(投票)をもじって、ブーイングを歓声に変えた。

 オバマ大統領のこの完璧な応対に対して、ピケは感銘を受けたようだ。演説の動画を引用すると「ブーイングではない。投票に行こう!」と大統領の言葉を繰り返してツイートした。もちろんピケはバルセロナ生まれ、バルセロナ育ちのカタルーニャ人で投票権はないが、バルサは今夏のプレシーズンマッチをアメリカで行っており、新たな大統領誕生の行方に注目しているようだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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