浦和監督が来季からのJ外国籍選手枠の拡大に異議 「日本サッカーにとって矛盾した現象だ」

ペトロヴィッチ監督が持論を展開 「外国人選手が増えれば若手の出場機会は減る」

 浦和レッズのミハイロ・ペトロヴィッチ監督が、来季から検討されているJリーグの外国籍選手枠の拡大に異議を唱えた。翌日に横浜F・マリノス戦を控える浦和は2日に前日練習を行ったが、その後の記者会見で指揮官は熱弁を振るった。

 現在、Jリーグでは来季から外国籍選手の登録枠を5人に拡大することが検討されているが、Jリーグの外国籍選手枠が拡大されることは日本サッカーの抱える課題の解決に対して矛盾があると、ペトロヴィッチ監督は指摘している。

「外国人枠が広がるという話が聞こえてきますが、それは本当に日本サッカーにとって良いことなのか、議論が必要だろう。日本では、若い選手をもっと起用すべきだと提言されている。それに対し、外国人枠を広げるというのは矛盾した現象だろう。もちろん、外国人選手が増えれば、日本人選手、特に若い選手の出場機会は減るからだ」

 かねてから日本人選手のクオリティーの高さを評価すべきだと語ってきたペトロヴィッチ監督は、「質の高い外国人選手であれば、ともにプレーする選手が成長すること、チームの結果が伸びるということもあるだろう」とした上で、外国籍選手の獲得に一定の基準を設けるべきではないかと提言している。

 

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