“八百長疑惑”で解任のアギーレ前日本代表監督 母国メキシコ代表指揮官に再就任か

メキシコ、スペインのメディアが報じる 現在はUAEのアル・ワフダを指揮

 ブラジル・ワールドカップ(W杯)終了直後に日本代表監督に就任しながらも、自身の八百長疑惑で契約解除となったハビエル・アギーレ氏は、母国メキシコ代表監督に再就任する方向で進んでいるようだ。スペインのサッカー情報サイト「90Min」が報じている。

 現在アギーレ氏はUAEのアル・ワフダの監督を務めているが、11月に開幕するロシアW杯北中米カリブ海最終予選に向けてメキシコサッカー協会がアギーレ氏の招聘を狙い、本人と数日中にメキシコ国内でコンタクトを取るのではないかと記されている。

 アギーレ氏はメキシコの「エル・ヴァスコ」紙の取材に対して、「まず私がUAEのクラブの監督であることは明確だ。私は契約を守る。だがもちろん、メキシコ代表監督として戻ってくることもあるだろう」と語っているという。

 かつてアギーレ氏は02年日韓W杯、10年南アフリカW杯で同国代表の指揮を執り、ともに決勝トーナメント進出に導いており、メキシコ協会側がその実績を買っているのは間違いない。本人も「彼らは長期的な組織を成長させている。私は01年に監督に就任し、9年後にもメキシコのフットボールを変えている。それと同じだ。6年が経っている」と乗り気な模様だ。

 

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