ミラン新経営陣が暴走!? モンテッラ監督の意向を無視してセスク獲得に動きトラブル発生か

ファッソーネCEOがチェルシーに獲得オファー 逆にロマニョーリを再び狙われる羽目に…

 日本代表FW本田圭佑が所属するACミランは、中国投資家グループに株式99%以上を売却することにより新体制がスタートしているが、早くも現場との間でトラブルが起きている模様だ。イタリア衛星放送局「スポーツメディアセット」が報じている。

 クラブの新たなCEOに就任したマルコ・ファッソーネ氏は、チェルシーのスペイン代表MFセスク・ファブレガス獲得に執心で、すでにチェルシー側へオファーを出しているという。しかし、これがチームのヴィンチェンツォ・モンテッラ監督にとっては大迷惑な状況を生んでしまっているという。

 すでにモンテッラ監督は、セスク獲得について「システムに合わない」とのコメントを残し、否定的な見解を示している。そして冬の移籍市場で獲得すべきは、左膝前十字靭帯の損傷で長期離脱となった主将のMFリッカルド・モントリーボの穴を埋めるための、3ボランチの中央ができるタイプの選手だと明言している。

 しかし、ファッソーネ氏がセスク獲得に動いたことで、チェルシーはこれを利用する形で、今夏にアントニオ・コンテ監督が望みながら実現しなかったミランDFアレッシオ・ロマニョーリの獲得を、再び目指す方針を見せているという。モンテッラ監督にとっては、望んでいない選手獲得を新フロントが主導し、信頼のおける若手DFが交換要員として狙われるという大迷惑な状況ができあがってしまった。

 

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