ハリルJに激震! 長友が頭部負傷で離脱、敵地オーストラリア戦に向けて主力SBを失う

日本協会が発表 出場停止の右SB酒井宏とともに代表離脱

 日本サッカー協会は7日、日本代表DF長友佑都(インテル)が故障のため、チームから離脱することを発表。11日に敵地メルボルンで行われるワールドカップ・アジア最終予選第4節オーストラリア戦に向けて、サイドバックの人手不足を露呈している。

 イラク戦の2日前に合流した長友は、6日の本拠地イラク戦(2-1)では温存され、90分間出番は訪れなかった。試合中もベンチの前で立ちっぱなしとなり、チームに檄を飛ばしていた長友は、この日埼玉県内で行われた練習で槙野と交錯し、相手の膝が長友の頭部に当たる不運が起きた。オーストラリア出発前に精密検査を受けることになり、頭部故障によってメンバーから外れることになった。

 ハリルジャパンのサイドバックは、今や弱点となっている。シャルケDF内田篤人は右膝の膝蓋腱の手術で長期離脱中。イラク戦では酒井高徳(ハンブルガーSV)と酒井宏樹(マルセイユ)が先発したが攻守に不安定さを露呈し、酒井宏は累積警告でオーストラリア戦出場停止となったことで、長友と同様にチームを離脱した。

 両サイドバックをハイレベルで兼務できる長友の離脱で、残されたサイドバックは酒井高、太田宏介、そして皮肉にも長友を故障させることになった槙野の3人で、追加招集は行わないという。2015年アジアカップ王者のオーストラリアとの大一番を前に、最終ラインに不安が生じている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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