アラブメディアによる“日本弱体化”の挑発にハリル猛反論 「明日は勝つ」と必勝宣言

イラク戦の前日会見で指揮官に向けられた辛辣な質問

 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督は、6日に行われるロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選イラク戦(埼玉スタジアム)の前日会見で、外国メディアからの「日本代表の弱体化」について質問を受けると、「私はそうは思わない」と猛反論。9月1日のW杯アジア最終予選初戦でUAEに1-2で敗れているものの、「明日は勝つと思う」と勝ち点3獲得を宣言している。

 前日会見で指揮官は、少し神経質になっていた。

「こんにちは。ボンジュール皆さん。今のところの状況ですが、勝利だけではなく、すべてのことをやらなければいけない。まずは勝つための準備。時には困難な状況も発生するが、何人かの方々は理解できない、したくない様子です。日本が勝つために、準備するということだけにとどめておく」

 先月29日のメンバー発表会見でも、「言い訳報道」に対する拒否反応を示しながら弁明じみた発言が目立った指揮官は、記者会見の冒頭でメディアをけん制する発言が飛び出した。そして、アラブメディアからこんな質問が浴びせられた。

「イラクについての印象はありますか? イラク代表のサッカーを見たのか? そして、日本代表のレベルもそんなに高くないように見られるが、どうしてなのか?」

 イラク代表の印象に加え、最後に辛辣な質問が飛び出した。昨年1月のアジアカップ8強敗退に始まり、W杯アジア2次予選初戦でのシンガポールとのスコアレスドロー、そして先の最終予選初陣でUAEに1-2と敗れたことで、「日本弱し」のイメージはアジア全土に流布しているのかもしれない。

 

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