CL王者レアルと好勝負を演じたドルトムント 同点弾の布石となった今季最低「23%」の数値とは
日本人選手にも求められる試合中の対応力
プリシッチはダニーロが近付いたところでスピードを上げ、抜き去ることに成功。特に2本目の成功は、MFエムレ・モルがMFマテオ・コバチッチを引き連れてサイドに流れたおかげでスペースが生まれ、同点ゴールにつながるクロスを送ることができた。もちろん、レアルの2失点目はダニーロだけではなくチームの責任であるが、デンベレの失敗に終わったトライが決して無駄ではなかったことを証明したと言えるだろう。
現代フットボールではチームとしても個人としても、試合中の変化や成長が求められる。今季CLに参加しているチームに所属する日本人選手は、同大会においてまだ出場機会を得られていないが、いずれはチャンスが巡ってくるはずだ。そのなかで試合の流れを変えるプレーを見せ、レギュラーポジションを掴む一手としたい。
データ提供元:Instat
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Soccer D.B.●文 text by Soccer D.B.(http://soccer-db.net/)
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