浦和の司令塔が恩師率いるU-16日本代表へエール 「若い世代ほど世界一になるチャンスがある」

広島ユース時代に森山監督の指導を受けた柏木 「育成年代で最高の監督」

 浦和レッズの日本代表MF柏木陽介は、サンフレッチェ広島ユース時代の恩師である森山佳郎監督が率い、見事に2大会ぶりのU-17ワールドカップ(W杯)出場権を獲得したU-16日本代表について、「若い年代ほど世界一になるチャンスがある」とさらなる飛躍に向けてエールを送っている。

 柏木は25日に、古巣である広島とJ1セカンドステージ第13節のゲームを戦い、3-0の勝利に貢献した。その試合後、“ゴリさん”の愛称で親しまれる森山監督が率いるチームには、大切なものが植え付けられていくと、自身の経験を踏まえて語っている。

「ゴリさんは育成年代で最高の監督。代表でも熱い気持ちで接して、気持ちのない奴はどんなに上手くても試合に出られないという環境を作って、戦える選手を作っていると思う。そういうなかから、最近の選手にはちょっとない上下関係の厳しさを理解できる選手も出てくるんじゃないかと思う」

 U-16日本代表にはバルセロナの下部組織出身で確かな技術を持つFW久保建英や、久保と大会得点王で並んでいるFW棚橋尭士などを擁するが、彼らにしても森山監督の下ではサッカーの技術だけでは試合に出場できないと話した。2010年に浦和へ移籍した柏木は、奔放な振る舞いを見せるユース出身選手に苦言を呈することもあった。広島ユース時代に学んだという先輩、後輩といった関係性の重要さもクローズアップしていた。

 

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