ファン・ハール前監督とコーチ陣の違約金は総額11億円 マンUの昨季収支報告で判明

契約を1年残しての政権交代により、多額の違約金が発生

 マンチェスター・ユナイテッドは昨季終了時に解任したルイス・ファン・ハール監督らに、違約金として840万ポンド(約11億円)を支払っていたことが明らかになった。英公共放送「BBC」が報じている。

 ユナイテッドは昨季FAカップで優勝を果たしたが、UEFAチャンピオンズリーグ出場権を獲得できずにファン・ハール監督を解任した。本来は2016-17シーズンも契約を残していたオランダ人指揮官は続投に意欲を見せていたが、思いは叶わず。そして、ユナイテッドはオランダ人指揮官と前政権のコーチ陣に対し、5月時点で違約金として11億円を支払っていたことが、2015-16シーズンの年間収支報告で明らかになった。

 エキセントリックな言動とポゼッション至上主義に加え、2年間で総額500億円という補強費を投じて賛否を集めたオランダ人指揮官だが、主将のウェイン・ルーニーを中盤で起用したり、マーカス・ラッシュフォードやアンソニー・マルシアルという若手を抜擢し、才能を開花させた功績も残している。

 ジョゼ・モウリーニョ新体制となったユナイテッドは今季、さらなる“爆買い”路線を推し進めている。FWズラタン・イブラヒモビッチ、MFポール・ポグバ、ヘンリク・ムヒタリアンら実力者を買い漁り、開幕3連勝と勢いに乗っていたが、10日のマンチェスター・シティとのダービーマッチは1-2で落とし、初黒星を喫した。モウリーニョ監督は、コーチだったバルセロナ時代の恩師ファン・ハール氏を超える成績を残すことができるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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