中国の「爆買い」再び! イタリアの名将に監督史上最高額23億円のメガオファーを提示

リッピ氏を2ぶりに再招聘の可能性が浮上。提示年俸額はペップより3億円以上も上回る

 相場を遥かに上回る移籍金で選手を買い漁り、「爆買い」と呼ばれる中国サッカー界が再び動き出した。昨年のアジア王者・中国1部の広州恒大が、2006年ドイツ・ワールカップでイタリア代表を優勝に導いた名将マルチェロ・リッピ氏を2年ぶりに再招聘する可能性が浮上している。

 驚くべきはその金額で、監督として史上最高額となる税抜き後2000万ユーロ(約23億円/税抜き後)という衝撃の年俸だという。イタリア地元紙「コリエレ・デロ・スポルト」が報じている。

 ユベントスやイタリア代表でタイトルを積み重ねたリッピ氏は、2012年から14年まで広州を率いて3連覇を達成。2013年にはアジア・チャンピオンズリーグを制覇し、1995年にユベントスで欧州チャンピオンズリーグ優勝している同氏は、ACLとCLを制覇した初の指揮官となった。

 2015年2月26日に退任した指揮官は、マンチェスター・シティで監督として史上最高額の税引き後1700万ユーロ(約19億5000万円)の年俸を受け取るペップ・グアルディオラ監督より、実に300万ユーロ(約3億5000万円)も上回るバブリーな提示を受けているという。

 広州のオファーは契約期間3年で、イタリアの名将は濡れ手に粟の総額6000万ユーロ(約69億円)が懐に入る。リップ氏もこの衝撃のメガオファーを承諾しているようだ。

 ACミランやインテルというかつての名門は次々と中国企業に身売りされているが、チャイナマネーの猛威は当分止まりそうもない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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