ハリルJを救った酒井宏の高速クロス 「使ってくれれば上げられる」とサイド攻略に絶対の自信

チームメートにさらなるパスを要求

「みんながゴールに向かって走っていると僕も上げやすい。危険なボールになりますから。みんなが(ゴール前で)待っている時に上げても難しい。何回も使ってくれると(いいクロスを)上げられる。そういうバリエーションはやっていきたい」

 右サイドで連動し、酒井宏が敵陣深くでパスを受ける回数が増えれば、相手の意識がサイドに向けられ、エリア内にいる味方がゴールに向かって動き直すチャンスも増えていく。仲間にパスを預けては、サイドのスペースに何度も飛び出した酒井宏はチームメートにパスを要求していた。

 日本代表の右サイドバックの定位置を長らく守ってきたDF内田篤人(シャルケ)は膝の故障に苦しみ、現在は長いリハビリ生活を余儀なくされており、酒井宏には“ポスト内田”の期待が集まっている。

「いい形に関しては前の試合も山ほど作った。最後のフィニッシュのところ。前の試合でも崩されたわけではない。山ほど(決定機を)作っても入らない試合もある。しっかりゼロに抑えたかった」

 豪雨や大荒れのピッチという悪条件でタイを無失点に抑え、決勝点もアシストした。ロシアW杯への厳しい道程で、大型サイドバックはもう一段階成長できるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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