UAE戦黒星を引きずるハリル監督 「不正義」「我々の庭で盗まれた」と恨み節連発

タイ戦の前日会見で、いまだに4日前の誤審問題に言及

 日本代表は6日に、敵地バンコクでロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第2節のタイ戦を迎える。バヒド・ハリルホジッチ監督は5日に試合前日会見に臨んだが、その席上で1-2と逆転負けを喫した1日のUAE戦での誤審問題に言及。FW浅野拓磨の一撃がゴールラインを割りながら、カタールの審判団によってノーゴールとなったことに、4日が経った今も恨み節を漏らしている。

 6カ国が鎬を削る最終予選B組で、日本は得失点差で4位となっている。グループBで実力下位と見なされているタイに不覚を取るようなことになれば早くも終戦危機が訪れるが、ハリル監督は初戦の敗北をいまだに引きずっているようだ。

「負けに関しては受け入れ難かった。ゲームの瞬間、瞬間に審判の笛によって不正義な状態でやられてしまった。本当にたくさんの期間をかけて準備したにもかかわらず、我々の庭で盗まれた。嬉しくない状況です」

 初戦ではカタール人のアルジャシム・アブドゥルラフマン主審によって、後半32分の浅野の一撃がゴールラインを割りながら見逃されてしまった。指揮官はこの判定に憤懣やるかたない様子だが、UAE戦の最大の敗因が誤審ではなく日本が拙攻を繰り返したことにあるのは明らかだ。時に名指しで選手を叱責するハリルホジッチ監督だが、今回は選手を責めなかったという。

 

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