元日本代表MF梅崎に悲劇… ルヴァン杯神戸戦で左前十字靭帯を損傷し手術へ

昨季第1ステージ優勝を決めたスタジアムでの悪夢

 浦和レッズの元日本代表MF梅崎司に悲劇が起こってしまった。クラブは2日、8月31日のYBCルヴァンカップ準々決勝第1レグのヴィッセル神戸戦で、試合終了間際に負傷交代した梅崎のケガが、左前十字靭帯損傷で手術を要するものであると発表した。

 梅崎は今季、激しいレギュラー争いの渦中にあり、スタメン出場は7月23日のリーグ鹿島戦以来だった。右ワイドのポジションで奮闘し、チームの2-1の勝利に貢献したものの、試合終了間際に自陣で守備に参加した際に相手選手ともつれ合って膝を痛め、DF加賀健一と交代になっていた。

 全治期間について、浦和は「全治は手術後にお知らせいたします」としている。少なくとも手術が必要なレベルの重傷なことが明らかになった。

 2008年に浦和に加入した梅崎は、翌年11月のトレーニング中に右膝前十字靭帯を損傷し手術。ケガに泣いた苦しい時期を乗り越えてきたが、今度は逆足に同じ重傷を負ってしまった。

 梅崎にとって試合会場だったノエビアスタジアム神戸は、昨季の第1ステージ優勝を決めた神戸戦で先制ゴールを挙げた思い出の場所だった。しかし、そこに今回は悪夢が待っている形になってしまった。常に全力でプレーするファイターの、完全な状態での復帰に期待したいところだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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