清武と共闘か、最大のライバルか!? セビージャが激戦の2列目にナスリを獲得

敏腕SDモンチ氏が移籍市場最終日に会心の補強

 日本代表MF清武弘嗣が所属するセビージャに、マンチェスター・シティから元フランス代表MFサミル・ナスリが期限付き移籍で加入することが決定した。シティがチームの公式ツイッターで発表した。

 移籍市場の最終日となった現地時間31日に、日本代表活動に参加している清武にとっては強力なライバルが生まれることになった。今季のナスリはジョゼップ・グアルディオラ監督によってバックアッパーの扱いを受け、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の登録メンバーからも外れていた。そこに目をつけたセビージャの敏腕SDモンチ氏が、短期間で交渉をまとめ上げた形になった。

 今季のCLでセビージャは、2季連続でイタリア王者ユベントスとグループステージで同居することになった。昨季はグループ3位でUEFAヨーロッパリーグに回り、結果的に同大会の3連覇を成し遂げる形になったが、目標はあくまでもCLの決勝トーナメント進出にある。そうした意味でも、CLでのプレー経験が豊富なナスリの獲得は追い風になりそうだ。

 セビージャの2列目には、清武の他にもパレルモから加入したMFフランコ・バスケス、元ブラジル代表MFガンソもいる激戦区になるが、そこにナスリも加わることになる。過密日程を見据えて層は厚くなった。清武にとっては、ポジション争いのライバルであると同時に、共闘する頼れる存在にもなりそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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