悪童バロテッリのニース移籍が決定的に “ベン・アルファ復活劇”の再来なるか

買い取りオプションなしの1年間の期限付き移籍

 リバプールから戦力外通告を受けていた元イタリア代表FWマリオ・バロテッリは、仏1部で昨季4位のニースに移籍することが決定的になった。フランス地元紙「レキップ」などが報じている。

 昨季期限付き移籍でプレーしていたACミランでリーグ戦1得点に終わったバロテッリに対して、ニースが獲得オファーを送り、31日にメディカルチェックを受けることが明らかになった。買い取りオプションなしの1年間の期限付き移籍になるという。

 バロテッリは今夏、移籍市場終盤までオファーがなく、キャリアの危機に立たされていた。セリエAのパレルモも窮地の問題児に対して獲得オファーを出していたが、完全に足元を見ていた。レンタル料なしで、年俸も700万ユーロの7分の1しか補填しないという激安オファーを出して物議を醸していたが、パレルモのダニエレ・ファッジアーノ強化部長は「交渉は終わった。バロテッリはパレルモには来ない」と地元メディアに語っていた。

 ニースは故障によりキャリアの危機に立たされていた天才ドリブラーのハテム・ベン・アルファが、昨季17得点と爆発し、今夏パリ・サンジェルマンにステップアップ移籍を果たしたクラブ。かつてインテルやマンチェスター・シティなどで輝きを放った悪童の、キャリア蘇生に向けた第一歩としては最適なクラブかもしれない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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