兵役免除を狙った韓国代表エースが五輪8強で散る 米メディア「ギャンブルは報われなかった」

トットナムでの立場を危うくしても、メダル獲得に執念を見せたソン・フンミン

 トットナムの韓国代表FWソン・フンミンは、リオデジャネイロ五輪にオーバーエイジ(23歳以上)枠で参戦。8強進出を果たしたものの、熱望していた兵役免除の条件となるメダル獲得には至らず、米スポーツ専門テレビ局「ESPN」は、「ギャンブルは報われなかった」と報じている。

 ソンは昨季加入したトットナムでは、イングランド代表FWハリー・ケインらの後塵を拝し、レギュラーの座を確保できていない。それでも新シーズンの開幕を迎えたプレミアリーグよりも、五輪でメダルを獲得することを熱望した。

「スパーズはソンを、(五輪出場の)全チームに許されている3人のオーバーエイジ枠の1人としてリオに供出した。韓国は彼を本当に必要とし、彼も本当に行きたがった。28歳までにスタートする21カ月間の兵役免除をメダル獲得で叶えられることも理由だ」

 ソンは大会前にトットナムのホームページで、開幕戦を回避することをサポーターに謝罪したうえで、メダル獲得を熱望。だが、14日のホンジュラスとの準々決勝に0-1で惜敗した。

 

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