五輪4連覇を狙うアメリカ女子代表で人気急上昇の“女ロナウジーニョ” ブラジルでも美技が話題に

米誌が報じる フランス戦で見せたヒースのプレーが注目を集める

 リオデジャネイロ五輪では男子サッカーとともに、女子サッカーも大きな盛り上がりを見せている。特に赤丸急上昇の選手は、五輪4連覇を狙うアメリカ代表のMFトビン・ヒースだ。米スポーツ総合誌「スポーツ・イラストレイテッド」によると、“女ロナウジーニョ”として現地で大人気になっているという。

 アメリカ女子代表は今大会初戦のニュージーランド戦、15年カナダ・ワールドカップ(W杯)でMVPに輝いたMFカーリー・ロイド、そして美人FWアレックス・モーガンの2枚看板のアベック弾によって2-0で白星発進すると、続くフランス戦ではペナルティエリア内でボールを受けたヒースの左足シュートがポストに当たって跳ね返ったところをロイドが押し込み、強豪相手に1-0で勝利。1試合を残して決勝トーナメント進出を決めた(第3戦の結果はコロンビアに2-2)。

 優勝候補の大本命のなかで、ロイド、モーガン以外に注目を集めているのがヒースだ。なでしこジャパンが優勝した11年ドイツW杯、12年ロンドン五輪、15年カナダW杯と招集され続け、カナダW杯決勝では試合を決定づける5点目を奪ったが、今大会では持ち前のテクニックで相手マーカーを翻弄している。

 特に話題となっているのが、フランス戦の後半40分に見せた“ショータイム”だった。左サイドで相手マーカーと1対1になったヒースは右足アウトサイドでボールを持ち出すふりをするやいなや、軸足裏を通すターンで相手の逆を取り、その後はシザースフェイントを仕掛けるなど自らのスキルを見せつけた。

 

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