ブラジル戦0-2完敗に手倉森J主将・遠藤「後半のような戦いを…」 直面した課題の解決なるか

「自分たちがボールを奪いに行けなかった」前半の2失点悔やむ

 手倉森ジャパンのキャプテンは、強豪との実力差をまざまざと見せつけられた敗戦にも前を向いている。現地時間30日にリオデジャネイロ五輪ホスト国のブラジル五輪代表と親善試合を行い、日本は0-2というスコア以上の完敗を喫した。スタメン出場のMF遠藤航(浦和)は、「後半のような戦いを前半もできるように」と完全に勢いに飲まれた前半を課題に挙げた。

 開催国としての大きな期待と、南米選手権でグループステージ敗退した後の国際大会という大きなプレッシャーの両方を背負うブラジルは、本大会前のラストマッチとなった日本戦で前半からエンジン全開で向かってきた。攻撃ではオーバーエイジ枠でキャプテンとしてチームに加わったFWネイマール(バルセロナ)に加え、欧州の移籍市場でも注目されているFWガブリエル・ジェズス(SEパルメイラス)、FWガブリエル・バルボーサ(サントス)の強力3トップが躍動。日本は完全に自陣に釘付けになった。

 それでも日本は無失点で耐えていたが、給水タイムが挟まれた直後の前半32分にバルボーサのドリブル突破から先制ゴールを許すと、前半終了間際にもセットプレーからDFマルキーニョス(パリ・サンジェルマン)に追加点を奪われ0-2とされた。遠藤は「前半、相手一人ひとりのボールを持つ力などで自分たちがボールを奪いに行けなかった。その中でもゼロで押さえたいと思ってやっていたけど、失点してしまったのが最後まで響いた」と、やや集中力を欠いた感のある失点を悔やんだ。

 

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