ミラン監督の言葉に潜む本田復活のキーワード バイエルン戦のチームに見出した「自己犠牲精神」

ドイツ王者とのICC初戦で浮き彫りになった、“右ウイングの二番手”という序列

 日本代表FW本田圭佑が所属するACミランは、現地時間27日にアメリカのイリノイ州シカゴでインターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)のバイエルン・ミュンヘン戦に臨んだ。試合は3-3で90分を戦い終えると、PKスコア5-3でミランがドイツ王者バイエルンを下している。本田は後半17分から出場。得点には絡まなかったものの、PK戦では1人目のキッカーを務めてきっちりと成功させた。

 本田は右ウイングで躍動した元スペイン代表FWスソの二番手という位置付けになったが、ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は試合後、本田復活のキーワードとなる言葉を発している。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」電子版が報じている。

「いい試合だった。バイエルンを困難に追い込んだから、選手は最高に幸せを感じていた。さらに強い確信を手にするための仕事をする上で、小さな基礎となる。素晴らしい試合だった。特に相手のクオリティーを考えれば、ね」

 モンテッラ監督は今季初実戦となった16日のフランス1部ボルドー戦に続くゲームで、大きな手応えを感じていた。3-2で迎えた試合終了間際にPKを決められて追いつかれたが、強豪相手に奮闘。ミランは先発3トップのイタリア代表FWジャコモ・ボナベントゥーラ、元U-21フランス代表FWエムベイェ・ニアング、元U-21スペイン代表FWスソが好連携を見せ、ドイツ王者相手に親善試合ながら3ゴールを奪った。

 

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