まさかの事態、欧州王者イタリアが2大会連続W杯予選敗退 シュート32本も終盤に痛恨失点

イタリア代表はまさかの予選敗退【写真:AP】
イタリア代表はまさかの予選敗退【写真:AP】

欧州予選プレーオフで北マケドニアと対戦、アディショナルタイムの失点で0-1敗戦

 昨年、欧州王者に輝いたイタリアが、まさかの敗退で2大会連続ワールドカップ(W杯)への切符を逃した。現地時間3月24日に欧州予選プレーオフで北マケドニアと対戦したイタリアは、32本のシュートを放ちながら無得点で、アディショナルタイムの1点に泣いた。

 今回の欧州予選は、10組に分かれたグループの各1位が本大会へ出場。各組の2位とUEFAネーションズリーグによる成績により進出した2チームの合計12チームがプレーオフに臨む。プレーオフでは、4チームごとのミニトーナメントを3つ形成し、それぞれを勝ち抜いた3チームが本大会への出場権を得る形式だった。

 イタリアはそのトーナメント準決勝で、ホームに北マケドニアを迎えた。前半から攻め込んだイタリアは、FWドメニコ・ベラルディ、FWチーロ・インモービレ、FWロレンツォ・インシーニェの3トップを中心に敵陣へ進出。まさにシュートの雨という状況を作ったものの、ゴール前のGK手前のところは攻略しきれず無得点の時間が続いた。

 一方の北マケドニアのチャンスはほとんどなかったが、後半終了間際にイタリアは足をつったDFジャンルカ・マンチーニが足をつったところでベテランDFジョルジョ・キエッリーニが投入され、最終ラインの構成が変わった。そこで迎えた同アディショナルタイム、北マケドニアはFWアレクサンダル・トライコフスキが距離のあるミドルを放つと、これが低空でイタリアゴールに突き刺さりまさかの一撃。この1点が決勝点になり、北マケドニアが1-0で勝利した。

 これにより、イタリアはカタールW杯への道が閉ざされ、前回のロシアW杯に続いて予選プレーオフで敗退。前回はジャンピエロ・ヴェントゥーラ監督の作り上げたチームが不安定な戦いを続けて、チーム内外にも不穏な空気があるなかで、60年ぶりの予選敗退劇だった。しかし、今回はロベルト・マンチーニ監督の下、前年には欧州選手権で優勝。このW杯予選もグループで無敗ながら2位になる形で、悲観的な空気には包まれていなかった。

 欧州王者が次のW杯への出場を逃すのは、04年の王者ギリシャが06年ドイツW杯の欧州予選で敗退して以来。ブラジルの5回に次いでドイツと並ぶ4回優勝の強豪イタリアは、2大会連続でW杯を自宅から見守ることになった。

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