欧州王者レアルに生まれた剛腕会長とジダン監督の溝 17歳の神童FWの処遇巡って対立か

ジダン監督就任前に結ばれた契約条項

 昨シーズン欧州王者に輝いたレアル・マドリードだが、新シーズンを前に早くもジネディーヌ・ジダン監督と剛腕会長の間で神童FWを巡って“軋轢”が生まれているようだ。フロレンティーノ・ペレス会長が17歳のノルウェー人FWマーティン・エデゴーを、カナダへのプレシーズン遠征に連れて行くようにと圧力をかけている。フランスメディア「Le10スポーツ」が伝えている。

 エデゴーは2015年1月に、母国ノルウェーのストレームスゴトセトからレアルへ、6年契約で移籍している。昨年5月23日に14-15シーズンのリーグ最終戦ヘタフェ戦で途中出場し、16歳157日というレアル史上最年少デビューを果たした。ただし、昨季はレアルBに相当するレアル・マドリード・カスティージャでのプレーが続いていた。そうしたなかで、ジダン監督就任以前に結んだ契約面で問題があるという。

 それは10代の選手ながらトップチームの練習に週5日参加しなければならないというものだ。ラファエル・ベニテス前監督はペレス会長の“奨励”によって、昨季のプレシーズンマッチ初戦で出場機会を与えた経緯がある。

 

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