本田の主戦場“トップ下”の新戦力を狙うミラン新監督 ブルガリア代表10番獲得の動きも浮上!

スパルタク・モスクワのポポフに白羽の矢 6月のキリンカップで来日

 日本代表FW本田圭佑が所属するACミランが、またしてもトップ下の選手獲得へ向けて動いていることが明らかになった。イタリアのスポーツ専門チャンネル「スポルト・イタリア」が報じている。

 同局は、ミランがヴィンチェンツォ・モンテッラ監督の意向を確認した上で、ロシアのスパルタク・モスクワでプレーするブルガリア代表MFイヴェリン・ポポフにオファーを出すとしている。ポポフはブルガリア代表で背番号10をつけ、トップ下とFWの両方をこなすタイプの選手で、先日のキリンカップにも来日して、日本戦では後半13分まで出場していた。現在開催中の欧州選手権の予選では、イタリア代表を相手にゴールも決めている。

 中国企業グループへの株式売却が合意に達したと報じられてから、ミランは次々にトップ下の選手獲得への動きを見せている。ポポフは昨季スパルタクで累積警告による出場停止になった1試合を除く全試合に出場しており、完全にチームの主力としてプレーしていた。契約も2019年6月30日まで残っている上に、1987年生まれで10月に29歳を迎える選手をベンチ要員として獲得に動くとは考えにくい。ミラン側が主力級の期待をかけて獲得に動くことが予想される。

 獲得間近とされるクロアチア代表FWマルコ・プヤカなど移籍市場での動きを見る限り、本田ら現有戦力の2列目の陣容が、モンテッラ新監督にとって満足のいかないものであることは浮き彫りになっている。

 昨季のリーグ戦で1ゴール3アシストに終わり、自身で「クビになってもおかしくない」と話すほどの低調な成績だった本田にとって自ら招いた状況とも言えるが、新シーズンのミランでは、これまで以上に厳しい視線とポジション争いにさらされることになりそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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