似て非なる2人の“銀河系エース” 恩師が語るC・ロナウドとベイルのクオリティーの違いとは

元レアル指揮官のアンチェロッティ氏が、二大スターのプレースタイルを英紙で分析

 欧州選手権(EURO)準決勝ポルトガル対ウェールズでは、レアル・マドリードのFWクリスティアーノ・ロナウドとFWギャレス・ベイルとの“銀河系対決”が実現した。かつてレアルを率いたカルロ・アンチェロッティ氏(現バイエルン・ミュンヘン監督)も注目していた模様で、英紙「デイリー・テレグラフ」に手記を寄せて「ふたりは似ている部分はあるが、異なるタイプの選手だ」と分析している。

 アンチェロッティ氏は2013年夏にレアルの指揮官に就任すると、ベイル、ロナウド、元フランス代表FWカリム・ベンゼマの「BBCトリオ」を形成し、そのシーズンにUEFAチャンピオンズリーグ制覇を成し遂げた。「2人の青年は、私がマドリードを率いた2年間で汗をかいてくれた。すべての偉大な選手が競争相手だった」と回想するアンチェロッティ氏だが、ふたりのプレースタイルについてはこのように語っている。

「ふたりは似ている部分はあるが、異なるタイプの選手だ。マドリードではクリスティアーノが左サイド、ギャレスが右サイドでプレーした。なぜなら、それがチームにとって一番機能する方法だったからだ。ギャレスは3トップのどのポジションでもプレーできるが、クリスティアーノは左でプレーしたがる。なぜなら、彼はその位置がベストだと感じていたからだ」

 確かにベイルは万能型、ロナウドは左サイドを疾走するイメージが強い。数々のビッグクラブを率いた名将は、その理由をこう説明する。

 

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