PA内で奪った2得点と敵陣でのポゼッション EURO初戦データに見る世界王者ドイツの充実ぶり

過去負けたことがないウクライナを相手に2-0と勝利

 2014年ブラジル・ワールドカップ(W杯)王者ドイツは、これまで欧州選手権(EURO)に12回と最多出場を誇り、1972年、1980年、1996年と3度の優勝経験を持つ。過去一度も大会初戦を落としたことがないドイツは、12日のゲームでも過去2勝2分と負けたことがなかったウクライナを相手に、2-0と危なげなく勝利した。

 しかし、少し注意して過去の戦績を見ると、EUROにおけるドイツの最後の優勝は1996年イングランド大会と、今から20年も前のことになる。王者として臨んだ次の2000年ベルギー・オランダ大会では、1分2敗と1勝もできずグループリーグで姿を消した。先の2014年W杯の優勝は、その時の危機感から育成システムの全面的な見直しを行った成果だ。全プロクラブのアカデミー設置の義務化、アカデミーの選手を支える地元の学校による学問のサポート、スカウティングネットワークの整備など優秀な人材の選抜に漏れがなく、かつ選抜後の文武両道の育成システムの構築を急いだ。MFメスト・エジル(アーセナル)、GKマヌエル・ノイアー(バイエルン)、MFイルカイ・ギュンドアン(ドルトムント→マンチェスター・シティ)など、才能あふれる選手の活躍がそのシステムの成功を物語っている。

 果たして、このウクライナ戦では2014年W杯以降のドイツのさらなる成長の跡が見えたのか。時に我々日本代表のデータも織り交ぜながら、振り返ってみたい。

1布陣 

【ドイツ代表】

GK
1 マヌエル・ノイアー

DF
4 ベネディクト・ヘーベデス
17 ジェローム・ボアテング
2 シュコドラン・ムスタフィ
3 ヨナス・ヘクター

MF
6 サミ・ケディラ
18 トニ・クロース
13 トーマス・ミュラー
8 メスト・エジル
11 ユリアン・ドラクスラー

FW
19 マリオ・ゲッツェ

【ウクライナ代表】

GK
12 アンドリー・ピアトフ

DF
17 アルテム・フェデツキ
3 イェウヘン・ハシェリディ
20 ヤロスラフ・ラキツキ
13 ヴィヤチェスラフ・シェフチュク

MF
16 セルゲイ・シドルチュク
6 タラス・ステパネンコ
7 アンドリー・ヤルモレンコ
9 ヴィクトール・コバレンコ
10 イェウヘン・コノプリャンカ

FW
8 ロマン・ゾズリャ

 この日の先発布陣はドイツ、ウクライナともに4-2-3-1を採用。“ミラーゲーム”となった一戦を、まずは得失点に直結するシュート周りのデータから見てみよう。

 

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