獰猛な“虎”復活なるか 英国で屈辱の2年を過ごした「元世界最強FW」が古巣で雪辱誓う

元コロンビア代表FWファルカオが、来季に向けて「モナコで始動する」

 牙を抜かれた虎の復活はいつになるのだろうか。マンチェスター・ユナイテッドとチェルシーで2季連続不発に終わった元コロンビア代表FWラダメル・ファルカオが、今季はモナコで始動する。30歳で新たに迎える節目のシーズンに向けて、気持ちを新たにしている。

 チェルシーとのレンタル契約を満了してモナコへ復帰していたファルカオ。来季プレミアに昇格するミドルスブラへの移籍も噂されたが、自身のインスタグラムで今季はモナコで始動すると発表している。

「6月24日にASモナコで今季トレーニングを開始するよ。とてもワクワクしている。プレシーズンはこのクラブで始めると誓うよ」

 ファルカオは2014年夏にモナコから1年間の期限付き移籍でユナイテッドに加入。同年のブラジル・ワールドカップ(W杯)を膝の負傷によって欠場していたため、新天地での復活を目指していた。しかし、プレミア初挑戦は26試合4得点と惨憺たる結果に終わった。買い取りオプションも付けられていたが、ユナイテッドは行使せず、一時は世界最高との評価を受けたストライカーをあっさりモナコへと返却した。

 そして昨夏、リベンジに燃えるファルカオはディフェンディングチャンピオンのチェルシーに1年間の期限付き移籍で加入した。しかし、“エル・ティグレ(虎)”の愛称で知られる男はまたも負傷によってコンディション調整に苦しみ、10試合1得点と2季連続で結果を残せず。W杯に続き、南米選手権開催100周年の記念大会、コパ・アメリカ・センテナリオのメンバーからも落選するなど、屈辱の日々を過ごしている。

 

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