浪人生活を乗り越えた家族への「アモーレ」 1年ぶりに代表復活のGK川島が流行語で感謝

ブルガリア戦ではミス絡みで2失点

 日本代表は3日にキリンカップ・ブルガリア戦を7-2と大勝したが、1年ぶりとなる出場を果たしたのはGK川島永嗣(ダンディー・ユナイテッド)だ。試合から一夜明けて豊田市で行われた練習後に取材に応じ「家族を含めて支えてくれた人に本当に感謝したい」と家族への“アモーレ”を口にした。

 ゴールラッシュに沸いた中で、川島昨年6月のシンガポール戦以来となる日本代表の舞台で戦う意味を噛みしめた。

「もう一回代表のピッチに立ったということがうれしいというよりは、本当に光栄なことだったと思うし。この日本代表というチームにもっともっと貢献していきたいなと思いましたね」

 昨季開幕時には欧州のクラブとの契約を求めたが、どこにも必要とされなかった。半年間の浪人生活を過ごし、やっと契約したスコットランド1部ダンディー・ユナイテッドは2部に降格。今季限りで放出の地元記事も出ている。波乱万丈の男は感慨深げな様子で、代表選を振り返った。

 ただ、試合では自らのミスが絡みで、2失点を喫した。「やはり細かいところを見れば、自分も含めて失点したことはやはりしっかり見つめなければいけない部分だと思いますし、本当に最終予選になればああいう一発の部分は命取りになっていくと思う」大勝のお祭り騒ぎで霞んだが、痛恨の失点に悔やんだ。

 

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