34歳の天才カカの挑戦 10年W杯以来のセレソンでの国際大会復帰に「大きな名誉と喜び」

セレソンの一員として初の南米選手権タイトルを手に入れられるか

 6月に開幕する南米選手権100周年記念大会の「コパ・アメリカ・センテナリオ」に臨むブラジル代表に追加招集されたMFカカ(オーランド・シティ)が、自身のツイッターを更新し、代表復帰への喜びを表現している。

「またこのユニホームを身にまとうことができるのは、大きな名誉と喜びだ」

 カカはバイエルン・ミュンヘンMFドウグラス・コスタの離脱により追加招集された。この4月で34歳になったカカは、2010年南アフリカ・ワールドカップにブラジル代表として出場して以来、メジャーな国際大会からは遠ざかっていたが、今回は大舞台で6年ぶりの復帰になる。

 過去の実績で言えば、代表91キャップ29得点に加え、2007年にバロンドールを獲得するなど世界のナンバーワンプレーヤーとして認められた。実績は今のブラジル代表の中でもトップだが、問題は現在の実力が代表チームの中でどれだけ重要な役割を果たせるかになる。それでも、アメリカMLSで現時点での最高額の年俸を受け取るなど、プレーヤーとしての価値は非常に高いと認められている。

 ブラジル代表としては、02年の日韓ワールドカップや05年と09年のコンフェデレーションズカップ、アンダー世代でもU-17ワールドカップを制するなど数々のタイトルを手にしてきたが、この南米選手権だけは縁がない。年齢的にもラストチャンスと見られるこの大会で、その輝かしい経歴に勲章を追加することはできるだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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