「しっかり踏み込めなかった」 ACL8強進出をかけた志願のPKを失敗した浦和守護神が残した悔恨

ミーティングで日本代表GK西川が勇気 「4人目でも5人目でも大丈夫」

 浦和レッズの日本代表GK西川周作は、25日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)ラウンド16第2戦のFCソウル戦で、PK戦にもつれ込んだ5人目にキッカーとして登場し、痛恨のキックミスで失敗。決めれば8強進出の場面で勝負の分かれ目となったが、守護神は志願のキッカーだったことを明らかにした。8人目までもつれ込んだ激闘の末に、浦和は6-7で敗れた。

 PK戦突入が決まった時点で、浦和のベンチ前ではキッカーを決めるミーティングが開かれた。3人目までは志願するキッカーがスムーズに決まったが、4人目以降はなかなか手が挙がらなかった。そこで西川は「4人目でも、5人目でも大丈夫」と志願の声を出した。フィールドプレイヤー並みの足技を持ち、FKキッカーとしても評価されたことがある西川が5人目のキッカーを務めることになった。

 先攻の浦和は、4人目まで全員が決めた。一方、FCソウルは3人目のMFオスマール・バルバが枠外に外した。浦和から見て4-3で5人目を迎え、決めれば勝利という状況で西川にキッカーが回ってきた。

「もう少し上を狙ったが、軸足をしっかり踏み込めなかった」

 ゴール中央の上を狙ったキックは思ったよりも高さを出すことができず、キックミスとなった。甘いコースに飛んだために、飛んだ相手GKが残した足に当たり、跳ね返った。8強進出に王手をかけた状況でのキックを決めることはできなかった。

 

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