アーセナルを去る”リトル・モーツァルト”に、ベンゲル監督「完璧だった」と別れの賛辞

10年間をともにしたロシツキー 「クオリティーを愛していた」と公式サイトが報じる

 世界屈指の名将が、チェコが生んだ天才MFとの別れを惜しんでいる。アーセナルのアーセン・ベンゲル監督はクラブ公式サイトで、今季限りでチームを離れることが決まったチェコ代表MFトーマス・ロシツキーを「彼はアーセナルにとって完璧な選手だった」とその才能を大絶賛している。

 ロシツキーは2006年にドルトムントからアーセナルに加入。10シーズンに渡ってノースロンドンの名門で活躍した。そのボールスキルと攻撃センスの高さはピカイチだったが、負傷の多さが玉に瑕で今季も出場はFAカップの1試合のみだった。

 ベンゲル監督は、浮き沈みの激しいキャリアを送ってきたロシツキーとともに過ごした10年間を振り返っている。

「私は(彼が多くの試合でプレーできなかったことで)いつもフラストレーションを感じていたよ。なによりもトーマスは並外れた才能を持っていた。私は個人的に選手としての彼を愛していた。彼が交代する時にはいつもスタンディングオベーションが起こっていた。そして一人の男としても、彼の振る舞いや際立った才能やクオリティーを愛していた」

 

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