チェルシーが市場価値100億円の怪物FW”奪還”に自信 今夏に英国史上最高額で獲得か

エバートンで18得点のルカク 凋落の昨季王者がなりふり構わず買い戻すか

 復活を期す昨季王者は、プライドを投げ捨てて大型補強に動く準備を進めている。今季のプレミアリーグで屈辱の10位に終わったチェルシーは、かつてクラブに在籍していたエバートンのベルギー代表FWロメル・ルカクの奪還に自信を見せている。市場価値6500万ポンド(約100億円)と言われる怪物FWも復帰に前向きな姿勢を見せているため、この夏に英国史上最高額でのビッグディールが成立する可能性が高まっている。英地元紙「ロンドン・イブニング・スタンダード」が報じた。

 ルカクは2011年に、母国の名門アンデルレヒトからチェルシーに移籍。チェルシーでは出番が与えられずにウェスト・ブロムウィッチ、エバートンに期限付き移籍して経験を積んだ。14年に一度はチェルシーに戻って夏のプレシーズンを過ごしたものの、当時のジョゼ・モウリーニョ監督の構想から外れ、クラブ史上最高額の2800万ポンド(約45億円)でエバートンへ完全移籍していた。

 エバートンではリーグ戦3季連続で二桁得点。今季は18得点を決めている。10年に16歳でベルギーリーグ得点王になったルカクはまだ23歳と若く、今やビッグクラブが注目する存在となった。ルカクは自身の去就について「頭の中ではすでに決断している。イングランドのコンペティションが、僕には完璧に合っている。とはいえ、いくつも素晴らしいクラブがある」と、今後もプレミアリーグでのプレー希望を明かしていた。

 

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