7年875億円で選手獲得もリーガ制覇わずか1回! レアル”銀河系軍団”の悲惨な勝率を地元紙が糾弾

ペレス会長不在の3シーズンで2度優勝

 その年には元ブラジル代表MFカカ(現オーランド・シティ)、現在もレアルの中軸として活躍するポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド、フランス代表FWカリム・ベンゼマらを獲得。この年から今季まで所属した計38選手に費やした総資金は、7億ユーロ(約875億円)とも報じられている。

 だが、第2期でも結果の出ない指揮官の座を計5度もすげ替え、リーガ優勝を果たしたのはジョゼ・モウリーニョ監督時代の1回のみ。ペレス氏がクラブを去っていた06年から09年には、3シーズンで2度のリーガ制覇を成し遂げている点を考えても、スペインを象徴するクラブの会長の実績としては「失格」の烙印を押されても仕方ない。

 バルサの栄華によって高まるマドリディスタの不満の声を抑えるためには、28日のUEFAチャンピオンズリーグ決勝で、同都市のライバルであるアトレチコを撃破して”ウンデシマ”(11度目の欧州制覇)を果たすしかない。「BBCトリオ」をはじめとしたビッグネームたちの出来次第で、剛腕ペレス会長の今後が左右されることは確かだ、

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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