“無欲の男”スアレスがリーガ史上初の2試合連続4得点の大暴れ! 欠場のロナウドを抜き、得点ランク首位を華麗に奪回

ロナウドと3ゴール差も「得点王に固執することはない」

 地元紙「ムンド・デポルティーボ」によると、スアレスは試合後「ピチーチに執着することはない。重要なのはリーガ制覇だ。チームが勝利にたどり着くために、自分のゴールが生きる必要がある。その結果ピチーチに手が届くのなら、歓迎するけどね」と話している。今季18アシストと味方のチャンスメーカーとしても獅子奮迅の活躍を見せる男はこう語った。この日自身1点目を決めた後に「PKU」という小児の難病支援を約束するメッセージTシャツを掲げ、かつて“悪童ストライカー”の名を轟かせた男が心優しさを見せた。

 チームは計3本のPKを得る幸運にも恵まれたとはいえ「MSNトリオ」が2戦連続のそろい踏みを果たし、前節デポルティボ・ラコルーニャ戦の8-0に続く大勝で首位をキープ。リーガ3連敗のショックを完全に払しょくした。ウルグアイ生まれの点取り屋が好調をキープすれば、残り3戦全勝でのリーガ連覇も十分可能なはずだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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