バルセロナの歴史深き本拠地カンプノウをリノベーションする日本企業の「エコなおもてなし」がスペインで話題に

日建設計が2021年の改築を担当

 バルセロナの本拠地カンプノウは、2021年に向けての改築へ動き出しており、日本企業の日建設計が担当することが決まっている。21日にその改築計画のプレゼンテーションが行われ、地元紙「ムンド・デポルティーボ」では「カンプノウを改築すべき14の理由」が挙げられている。

 99354人の収容人員を誇り、ヨーロッパで最大級かつ唯一無二とも言える存在のカンプノウだが、1957年のスタジアム完成から約60年が経ち、経年劣化が目立っているという。同紙によると、「カンプノウの施設内の約40%は建設以来、改装されていない」という。様々なポイントが21世紀にスタジアム像に即しておらず、改築が必要だったという。

 同紙では現状のカンプノウの問題点を列記。「スタジアム座席の10%が試合を見づらい」「バリアフリー席がわずか48席しかない」「雨が降ると観客の約60%が濡れる」といった基本的な部分から、「エレベーター1機あたりの人数が約8300人」「ピッチを見ながら観戦できるレストランがない」「世界各国から取材に来るメディアを収容する十分なスペースがない」など“時代遅れ”な理由は多岐にわたっている。

 

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