リーガ覇権争いは”当確”から”混沌”へ バルサが今季初の完封負けで2連敗

攻撃陣不発でソシエダに0-1敗戦 2位アトレチコとは勝ち点3差に

 シーズン終盤戦を迎えて、バルセロナの勢いに陰りが出つつある。9日に行われたリーガ・エスパニョーラ第32節レアル・ソシエダ戦で0-1と今季初の完封負けを喫し、前節の”クラシコ”に続いてリーガでの連敗となった。

 宿敵レアル・マドリードに敗れて、公式戦の不敗記録が「39」でストップしたバルセロナだが、敵地ソシエダ戦でも精彩を欠いた。前半5分、左サイドからのクロスを18歳のMFミケル・オヤルサバルにヘディングで叩き込まれてあっさりと先制点を許した。

 ルイス・エンリケ監督は13日のアトレチコ・マドリードとのUEFAチャンピオンズリーグ準々決勝第2戦を見据えて、FWルイス・スアレスを招集外にした。「MSNトリオ」の残りふたり、FWリオネル・メッシ、FWネイマールはフル出場し、チャンスこそ作ったものの得点を奪うことはできなかった。

 バルセロナがノーゴールで敗戦したのは今季初のことで、ある意味で圧倒的な攻撃力を証明する結果とも言えるが、優勝に向けて安穏とはしていられない。この日2位アトレチコ、3位レアル・マドリードがともに勝利したため、勝ち点差はそれぞれ「3」、「4」と優勝争いの行方は一気に分からなくなってきた。

 

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