コロンビアの元悪童FWが不振のハメスに辛口エール 「レアルから愛情が感じられない」

自身の恩師がレアルを去った影響も指摘

 ハメスは同じナンバー10を背負いながらも、母国代表と”白い巨人”では両極端な状況を送っている。アスプリージャ氏は昨シーズンまでレアルを率い、自身もパルマ時代に指導を受けた経験のあるカルロ・アンチェロッティ氏がクラブを去ったことも大きかったと指摘している。

「アンチェロッティ監督の下でプレーしてたハメスは、アイツ本来のクオリティーを発揮できていたと思うよ。だけど今季に入ってから、それができていない。(前監督の)ラファエル・ベニテスがもっとハメスに何かを与えられていれば……と心から思うんだ」

 ベニテス前監督とハメスの関係性は芳しくなく、精神面で不安定になったハメスは夜遊びなどでコンディションを落とす悪循環に陥った。今年1月に就任したジネディーヌ・ジダン監督の“更生プラン”の効果か、24日の代表戦では1ゴール1アシストを記録。果たして、母国の英雄である悪童ストライカーの小言は、コロンビアの現エースにさらなる刺激を与えるだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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