前園真聖氏が伝えたい、日の丸を背負う選手に必要な「3つのキーワード」

飽くなき向上心と食生活への高い意識

 また2つ目として、前園氏は「飽くなき技術への向上心」を挙げる。慣れない芝やボール、国を代表する大きな重圧など、普段の環境とは異なる大きな国際試合では、練習時にはできることが出せなくなることも多い。しかし、それは普段の練習の中で改善できると前園氏は語る。

「まずはメッシでもクリスティアーノ・ロナウドでもいいので、憧れの選手のプレーをよく見て研究すること。そして練習中も練習時間以外でも、とにかくボールにたくさん触れていること。常に体の近くでコントロールできるように意識して練習することで、“国際試合でも使える”技術が身につく」

そして、前園氏が練習と同じくらい大切なのは「普段の食事に高い意識を持つこと」だという。

「今は栄養面や食事の取り方など、自分の子ども時代と比べて格段に有益な情報を容易に知ることができる。その情報を学び、毎日の食事に取り入れることが練習以上に大切。特に体を作る子ども時代は食事の影響が大きいので、親御さんと一緒に取り組めば必ず成果が出ると思う」

 

page1 page2 page3

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング