「マンチェスター・イブニング・ニュース」が報じる

　パリ・サンジェルマンのFWズラタン・イブラヒモビッチが、今夏でのマンチェスター・ユナイテッド移籍が現実味を帯びてきた。英地元紙「マンチェスター・イブニング・ニュース」が報じている。

　イブラヒモビッチは今季限りでPSGとの契約が満了を迎える。先月、記者から将来の去就について尋ねられた際に「ここでまだ3ヶ月の契約期間を残している。その後には、何が待っていると思う？ どデカいことが起きるだろう」と、今季終了後の移籍を示唆している。

　フリーの身となるスウェーデン人ストライカーには、中国スーパーリーグやアメリカMLSの富豪クラブが獲得に乗り出している。また本人はかねてからプレミアリーグでのプレーを熱望していることもあり、ウエストハムが来季からの本拠地移転の目玉として熱視線を送っている。しかし、イブラヒモビッチ自身はユナイテッドへの移籍を確信していると大々的に伝えられている。

　その理由の1つには、ユナイテッド次期監督に就任間近とされているジョゼ・モウリーニョ氏の存在が挙げられる。イブラヒモビッチは2006年から09年までインテルでプレーしたが、08-09、09-10シーズンにチームを率いたカリスマ指揮官との信頼関係は今でも非常に厚い。そのため、オールド・トラッフォードで師弟再会の実現が高いとみられる。