ベイルの負傷の多さを憂う代表コーチが苦言 「レアルでのキャリアはロシアンルーレット」

環境に問題あり!?

 ウェールズ代表FWギャレス・ベイルは、スター軍団レアル・マドリードでも爆発的なスピードと、破壊力抜群の左足のキックを武器に中心選手として活躍している。しかし、かつてこのレフティーを指導したコーチは、負傷の多さの背景にはクラブの環境が影響しているとし、スペインの名門でのプレーがギャンブルであると指摘した。英国営放送「BBC」が報じている。

 ベイルは、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド、フランス代表FWカリム・ベンゼマと共に「BBC」と命名された強力ユニットを形成。レアルでもレギュラーの座をつかんでいる。しかし、このところは負傷の多さに悩まされている。今季もリーグ戦28試合のうち、12試合を負傷により欠場。5日のセルタ戦で52日ぶりに実戦復帰を果たしたばかりだった。

「彼(ベイル)は毎シーズン、負傷のリスクを抱えいる。(負傷に対して)よりプロフェッショナルなアプローチをしてくれ、健康を維持できるクラブを探した方が良いのではないか」

 ウェールズ代表アシスタントコーチを務め、ベイルを指導したこともあるレイモンド・フェルハイエン氏はこのように語り、負傷の多さはレアルの環境も影響していると元教え子の状況を気遣った。さらには、「あのクラブに残るということはつまり、ロシアンルーレットのようなキャリアを送るということだ」と、こんな苦言まで残して いる。

 度重なる負傷でキャリアを棒に振る選手も、星の数ほどいたはずだ。レアル加入後に、以前にも増して負傷の多さが目立つようになったベイルだが、この言葉をどのように受けて止めるのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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