リーガ終戦宣言のレアルに悲報 ダービーで負傷のベンゼマが3週間の離脱へ

右大腿二頭筋の筋挫傷とレアルが発表

 レアル・マドリードのフランス代表FWカリム・ベンゼマが、右大腿二頭筋の筋挫傷で全治約3週間の離脱を余儀なくされることが明らかになった。スペイン地元紙「AS」が報じている。

 ベンゼマは27日のアトレチコ・マドリードとのダービー戦に先発したが、ハーフタイムで交代を余儀なくされた。0-1で敗れた試合後、精密検査を行った結果、筋挫傷が発覚したとレアル側が発表した。

 ベンゼマは昨年10月に左太もも裏を肉離れし、1カ月間離脱を余儀なくされていた。首位バルセロナと勝ち点12差も離されているレアルは、ウェールズ代表FWギャレス・ベイルもふくらはぎの故障で離脱中で、今季19得点を叩き出しているベンゼマの故障は悲報だ。ジネディーヌ・ジダン監督は「リーグは終わった」と終戦宣言をしていたが、さらなる危機的状況となった。

 FWクリスティアーノ・ロナウドはダービーでの敗戦後、「自分のチームメイトや他の人間をこきおろしたくはない。だが、最高の選手がピッチに立てない状態では、勝つことは難しい。私はペペ、カリム(・ベンゼマ)、ベイル、マルセロとプレーしたい。ヘセ、ルーカス、コバチッチが悪い選手とは言わない。彼らは優秀だが、同じでは……」と語っていた。

 若手の実力不足を指摘し、ベンゼマやベイルという「BBC」と呼ばれる強力3トップを形成するワールドクラスの仲間にSOSを呼びかけていたエースの願いは、当分叶いそうもない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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