インテリジェンスを持つ水先案内人 宮間主将が澤引退後のなでしこを語る

29日のオーストラリア戦でリオ五輪最終予選スタート

 リオデジャネイロ五輪への狭き門を通過するための戦いがいよいよスタートする。なでしこジャパンは29日のオーストラリア戦を皮切りに、6チーム中2チームが本大会への出場権を得るリオ五輪アジア最終予選の戦いに臨む。キャプテンのMF宮間あや(岡山湯郷)は、「それぞれ自覚や責任を持ってここまで準備してきている」と、臨戦態勢が整ったことを語った。

 初戦でぶつかるオーストラリアは、昨年の女子ワールドカップ・カナダ大会でも対戦した強豪国だ。宮間も「オーストラリアには速い選手がいて、体格は私たちよりある」と分析しているが、「私たちの素早い攻撃、ボールを失わないように動かしてスキを突いた攻撃を出したい。キックオフの笛が鳴ってみないとどんな試合になるか分からない。相手の出方を見ながらにはなるが、力は私たちの方がある。どういった条件でも勝ち切ることを考える」と、勝ち点3でのスタートへ意気込んでいる。

 昨年を持って現役を引退した澤穂希さんがなでしこを離れて、初めての国際大会になる。宮間はそのことが今の選手たちに与える影響をこう話している。

「何度か澤さんが引退されてから合宿はしているので、それを言う状況ではないが、彼女がいない分、全員が中心選手という気持ちを持てている。また違ったチームとして戦えると思う。それぞれ自覚や責任を持ってここまで準備してきている」

 

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