元オランダ代表FWが厚い信頼関係で結ばれた恩師を擁護 「ルイスは最高の指揮官」

クライファート氏が語るメガクラブの重圧

 1990年代から2000年代初頭に活躍した元オランダ代表FWパトリック・クライファート氏が、若き日の恩師で現在マンチェスター・ユナイテッドの指揮を執るルイス・ファン・ハール監督にエールを送った。スポーツ専門放送局「ESPN」がインタビューを掲載している。

 現役時代のクライファート氏は、188㌢の長身を生かしたアクロバティックなダイレクトシュートと、懐の深いキープ力でオレンジ軍団のエースストライカーとして君臨した。その才能を見い出したのは他ならぬファン・ハール監督だった。1994-95シーズン、当時アヤックスを率いていた新進気鋭の指揮官は、UEFA チャンピオンズリーグ決勝でクライファートを途中出場で投入。18歳のストライカーは、その起用に応えて決勝点を奪った。 

 それ以来、ふたりの結びつきは確固たるものとなってきた。移籍加入したバルセロナでも、ファン・ハール監督に主力として起用され、現役引退後もオランダ代表の監督と、アシスタントコーチという関係で14年のブラジル・ワールドカップを戦った。そんな厚い信頼関係があるからこそ、現在のマンUで苦しんでいる恩師の心情をおもんぱかっている。

「もし彼の名前が『ファン・ハール』じゃなかったら、すでに解任されていたかもしれないよね。ユナイテッドは、まだ良いシーズンにするチャンスはあるけど、メガクラブならではのプレッシャーがあるはずだ。これは強調したいけど、僕の選手時代、そしてアシスタントコーチ時代の仕事経験を思い出すと、いまだにルイス(ファン・ハール)は最高の指揮官の一人だと思うんだ」

 

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