ドルトムント香川が見出す復活の鍵 指揮官の哲学を尊重しながら「もう少し流動的に」

ELポルト戦後に現状を分析

 ドルトムントの日本代表MF香川真司は、25日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)32強敵地ポルト戦で、先発フル出場を果たした。今季の主戦システムである4-3-3の左インサイドハーフから、4-2-3-1のトップ下という新たなタスクに挑んだ香川だったが、決定的な仕事ができず、地元メディアから低評価を受けている。

 こうしたなかで香川自身が現状を分析し、苦境打開の糸口をすでに見つけていることが明らかになった。ブンデスリーガ公式サイトが報じている。

 前半に生まれたオウンゴールによりドルトムントは1-0で勝利し、2戦合計3-0でベスト16進出を果たした。敵地で勢いに乗るポルトに劣勢となったが、香川は「先制することができたので、それでだいぶ楽になりました。(ポルトの)ホームなので、最初の10~20分は(激しくプレスに)来るだろうと思ってました。自分たちのミスも続いて少しヒヤッとしましたけど、それを乗り切って先制点を取った。あれでほとんど勝負は決まったので、そこから後半は流しながらって感じでしたね」と語った。

 試合の大勢が決した後半は、チームとしてもリスクを冒さない方針だったと説明している。前半は前線に有効なボールが入らなかった。エリア中央でのプレーを意識した香川も攻撃の起点になることは難しかった。

 

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