待望される香川らしさの復活 米メディア苦言「魔法のタッチを失っている」

敵地での第2戦にフル出場もゴールに絡めず

 ドルトムントの日本代表MF香川真司は25日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメント1回戦、FCポルト(ポルトガル)との敵地での第2戦に先発フル出場を果たした。前半のオウンゴールでドルトムントは1-0で勝利し、2戦合計3-0でベスト16進出を果たした。香川は4-2-3-1システムのトップ下として先発フル出場したが得点には絡めなかった。米スポーツ専門テレビ局ESPNは「魔法のタッチを失った」と香川らしさの欠如を嘆いている。

 敵地エスタディオ・ド・ドラガンでトップ下に入った香川だが、ゴールに絡む決定的なプレーを見せることができなかった。好セーブを披露した守護神ロマン・ビュルキは10点満点で9点という最高評価を手にした。

 香川は風邪から復帰直後のドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンと並ぶチーム最低の5点という平均点以下の評価を受けている。

 寸評は短い。「シンジ・カガワはまだ彼の魔法のタッチを失っている」と分析している。香川は前半戦だけで公式戦8得点10アシストを記録。香川とFWオーバメヤン、MFムヒタリアン、ロイスの攻撃ユニットは地元メディアから「ファンタスティック4」とまで称され、絶妙な連携と爆発力を誇った。

 

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