激化する中盤の定位置争い ドルトムント香川がELポルト戦でスタメン落ちへ

ギュンドアンが戦列復帰 敗れても1点差以内なら16強進出へ

 日本代表MF香川真司が所属するドルトムントは25日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)の決勝トーナメント1回戦の第2戦で、FCポルト(ポルトガル)と対戦する。離脱者が復帰して主力の選手層に厚みが増した影響からか、香川は独メディアの予想先発から外れている。

 体調不良でポルトとの第1戦と、21日のレバークーゼン戦の2試合を欠場したギュンドアンがチームに合流。クラブの公式サイトによると、トーマス・トゥヘル監督は前日会見で、本人が望めばスタメンに加えることを確約したと伝えられている。また、今季のELでは予選を含めて9試合に出場しているGKロマン・ヴァイデンフェラーも体調不良から復帰している。だが、トゥヘル監督は「まだ不安が残る。現時点では先発に入る可能性は低いだろう」と語っており、正GKのロマン・ビュルキ起用が濃厚だ。

 「キッカー」紙の予想先発によると、ギュンドアンは、マティアス・ギンター、ヌリ・サヒンと共に3センターハーフの一角として先発すると見られている。サヒンも、ホームでのポルト戦で355日ぶりの復帰を果たしたばかりだ。また、負傷離脱したギリシャ代表DFソクラティス・パパスタソプーロスの代役には、MFスベン・ベンダーが入る予想となった。

 レバークーゼン戦は90分間ベンチを温めた香川のほか、ギュンドアン同様直近2試合でメンバー外となっていたMFゴンサロ・カストロも遠征メンバーに含まれている。主力選手の復帰と、U-17アメリカ代表MFクリスティアン・プリシッチら若手の台頭で中盤のポジション争いは激化している。前半は公式戦戦8得点10アシストを記録した香川でさえ、先発は確約されていない。特に、今年に入ってからトゥヘル監督はメンバーを固定せず、多彩な選手起用を見せている。

 

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