優勝した2007年以来のACLホーム白星発進! 浦和がシドニーFCに2-0と完勝

武藤、興梠がゴール! 新加入の遠藤も新天地デビューを果たす

 グループステージ突破に向け、勝ち点3スタートに成功した。浦和レッズは24日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)初戦のシドニーFC戦で、前半8分にMF武藤雄樹のゴールで先制。後半20分には途中出場のFW興梠慎三が自ら得たPKを決め、ホームで2-0と完勝した。

 攻撃時に5トップ状に選手が広がるミハイロ・ペトロヴィッチ監督率いる浦和の戦術に対し、2014年にベガルタ仙台を指揮して対戦経験のあるグラハム・アーノルド監督が率いるシドニーFCは、5-4-1の守備的な布陣を組み、自陣深くで待ち構える戦術を採った。浦和は後方でパスをつなぎながら、スキを見て縦に入れる形を徹底。カウンターのリスクを避けながらボールポゼッションを高めて試合に入った。

 そして前半8分、早くもゲームが動く。右サイドからMF梅崎司が入れたクロスが相手DFに当たってコースが変わると、ゴール前にこぼれたボールに対してDFとGKのどちらが処理するか相手が躊躇したところを見逃さずに、走り込んだ武藤が右足でゴールに流し込んだ。浦和はホームの初戦で先制ゴールを奪う理想的な立ち上がりを見せた。

 その後もシドニーが待ち構え、浦和がボールを持つ構図は変わらずにゲームが進んだ。同26分にMF阿部勇樹が自陣ゴール前でパスミスを犯し、相手FWにボールを渡してしまう大ピンチがあったが、この日3バックの中央でスタメン出場のDF永田充が相手のシュートを体に当てて防ぎ、事なきを得た。

 30分を過ぎたころからは浦和の守備側の選手が相手に対して寄せたプレーがファウルと判定される場面が増え、セットプレーを数多く与えてしまう展開になったが、日本代表GK西川周作を中心に危なげなく抑え。1-0のリードでハーフタイムを迎えた。

 

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