「アーセナル発バルセロナ行き」の歴代移籍を検証 成功例とされたのは…

スペイン紙が特集 CL16強で激突する両者間の移籍を振り返る

 UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦の注目カード、アーセナル対バルセロナが23日に行われるが、2クラブ間での移籍選手と移籍金を“査定”した記事を、スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」が報じている。

 バルセロナが補強ターゲットとして目をつけることが多いのは、アーセン・ベンゲル監督率いるアーセナルの選手で、現所属のベルギー代表DFトーマス・ヴェルメーレンも2014年夏に加入している。記事ではこの2クラブ間で移籍した選手、そしてそれぞれの移籍金をグラフ化している。

“ガナーズ発バルサ行き”の元祖は、2000年の元オランダ代表FWマルク・オフェルマルス氏と元フランス代表MFエマニュエル・プティ氏の同時獲得だ。2人を獲得するための移籍金は5300万ユーロ(約68億9000万円)と言われ、前年にレアルにポルトガル代表FWルイス・フィーゴ氏を売却した6000万ユーロ(約78億円)のほとんどを費やした。オフェルマルス氏こそ4シーズンで141試合19得点の成績を残したが、プティ氏はわずか1年でカンプ・ノウを去り、決してコストパフォーマンスは良くなかった。

 獲得成功とされているのは、03年に200万ユーロ(約2億6000万円)で獲得した元オランダ代表DFの”ジオ”ことジョバンニ・ファン・ブロンクホルスト氏と、07年に2400万ユーロ(約31億2000万円)で獲得した元フランス代表FWティエリ・アンリ氏。前者はフランク・ライカールト元監督、後者はジョゼップ・グアルディオラ元監督のもとでタイトルを獲得した点にプラスして、両者ともレギュラーとして活躍したことが評価されているようだ。

 

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