「クロップよりもトゥヘル戦術の方が…」 アシスト王に君臨する香川同僚が心境告白

ドルトムントのMFムヒタリアンが告白

 ボルシア・ドルトムントで10番を背負うアルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアンが、クロップ政権下で自身が活躍できなかったのは戦術との相性の悪さだったと明かしている。米スポーツ専門サイト「Bleacher Report」にインタビューが掲載されている。

 ムヒタリアンはシャフタール・ドネツクでの活躍が認められ、2013-14シーズンからドルトムントに加入。バイエルン・ミュンヘンに去ったマリオ・ゲッツェの後を次いでエースナンバーを背負うことになり、クロップ監督にも期待されていた選手だった。しかしインタビューに応じたムヒタリアンは、かつての指揮官の代名詞ともいえる『ゲーゲン・プレス』について守備に意識が強すぎたと回想する。

「もし彼(クロップ)がいたら、別のサッカーをやっているね。もっとカウンターが多くて、もっとパワフルで、もっとプレスの効いたサッカーをね。(現監督のトーマス・)トゥヘルが来たことで、別のサッカーを始めたんだ。僕たちはもっとボールをキープしてパスをつなぐことでもっと攻撃的にプレーするようになったんだ。それが僕が自信を持てるようになった変化だね」

 移籍初年度は9得点10アシストを記録したものの、2014-15シーズンはチームが序盤から大苦戦し、前半戦は最下位と低迷した。ムヒタリアン自身も結果を欲しがり、強引にシュートを打ちにいっては外すといったシーンを繰り返し、サポーターから非難を浴びていた。このシーズン、最終的にドルトムントはブンデスリーガを7位で終えたが、クロップ監督は責任を取る形で退任している。

 

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