怒りのドルトムントサポーターがチケット高騰に抗議 テニスボールを投げ入れた理由とは!?

異例の抗議行動

 ドルトムントはDFBポカール準々決勝シュツットガルト戦で3-1の勝利を収め、準決勝進出を決めた。この試合で敵地メルセデス・ベンツ・アレーナにやってきたドルトムントサポーターが試合中に数百個のテニスボールを投げ込み、試合は一時中断。世界中に波紋を広げた。

 ドルトムントのサポーターは、試合開始20分間観戦をボイコットした。そして、前半25分にコーナーフラッグ付近に陣取ったサポーターが数百個のテニスボールをピッチに投げ込んだ。

 黄色いボールが雨のように降り注ぎ、試合は一時中断となった。主審や副審のみならず、ギュンドアンやムヒタリアンら選手もテニスボールをピッチから出すという大掃除に加わった。ベンチの前で腕を組みながらトーマス・トゥヘル監督は呆然としながら見守った。

 異例の抗議行動の意味をサポーター集団が明かした。米スポーツ専門テレビ局ESPNが報じている。

 ブンデスリーガの入場券値上げに反対する団体「カイン・ズワンニ」のマルク・カンバック広報担当はこう語ったという。

「ドイツでは“これは最高のテニスだ”という言葉がある。皮肉な意味で、シュツットガルトでの入場料はテニスの名勝負の試合並みだった。このような値上げが続くとしたら、テニスファンしかスタ ジアムには来ることができない」

 

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